【ホンダ CB1100 改良新型】CBらしさの進化と熟成…6速ミッションへの変更

モーターサイクル 新型車
ホンダ CB1100 ブラックスタイル
ホンダ CB1100 ブラックスタイル 全 40 枚 拡大写真

ホンダは空冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデルである新型『CB1100』ならびに、2本出しマフラーやワイヤースポークホイールを採用しトラディショナルなイメージを高めた『CB1100 EX』を2月20日に発売した。

新型CB1100の開発コンセプトは「熟成:更なる進化」。従来モデルのもつ乗りやすさや安心感はそのままに、より「CBらしさ」を深め「やはりCBだ」と言われる魅力を創り上げる事を目標に開発が進められた。

では新型はどう”深く”なったかを見ていこう。まずはミッション。従来モデルでは5速だったミッションが、新型モデルでは6速に変更された。これにより、燃費性能と高速走行時の静粛性向上が図られる。

CB1100の開発責任者を務めた本田技術研究所 二輪R&Dセンターの今田光宣氏によれば、この変更により100km/h巡航時には独特の”うなり”と心地よさを体感できるという。しかし、このミッションの搭載には苦労もあったようだ。同氏は「従来と同サイズのクランクケースで1100ccエンジンのトルクを伝達するには、強度面において従来技術では困難だと考えられていました。そこでクランクケース内部スペースの見直し、軸受け形式の変更をすることでベアリングの全幅を短縮しています」と述べる。

6速ミッションの採用に加え新型では、「PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)」のセッティング変更と排気システムの変更により、低回転での力強いトルクフィールを実現しながら、燃費性能は従来モデルから3km/リットル向上の30km/リットル(60km/h定地走行テスト値)に向上している。

さらに新型はメータ回りも新しくなっている。新型モデルは、液晶表示を大きくしギアポジションインジケーターや平均瞬間燃費を表示する新デザインのメーターを採用。今田氏によると、このメーターは映り込むライダーの姿を美しく見せるためにガラスの曲率までが吟味されているという。

《橋本 隆志》

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