【JNCC 開幕戦】強豪ゲスト、デビッド・カモを破り渡辺学が逆転優勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
優勝の渡辺学
優勝の渡辺学 全 9 枚 拡大写真

日本最大のクロスカントリーレース、全日本クロスカントリー選手権(JNCC)が3月9日に開幕した。会場はスピードコースとして知られる大阪府プラザ阪下で、河内長野駅の目の前に位置する全国でも珍しい街中のモトクロス場。ビッグレースにふさわしく410台ものエントラントを集めた。

【画像全9枚】

今季の注目は、チャンピオン鈴木健二とそのライバル渡辺学の激突。昨年は鈴木に軍配があがったものの、渡辺はマシンに関してヤマハの『YZ250F』を290ccに排気量アップするなど、十分な準備のもと勝利を狙う。鈴木も、この開幕戦にあわせて体をしっかり作りこんできており、両巨頭ともに気合いは十分だ。

開幕戦はこの2名だけでなく、アメリカのBAJA1000などで優勝経験をもつデビッド・カモが来日参戦。鈴木、渡辺も手にしたことのない成績をいくつも上げている強豪をどう迎えうつかが注目された。

レースは、鈴木のスタートダッシュではじまる。カモ、渡辺ともに出遅れるものの、1周目で鈴木においつき早くも三つどもえに。渡辺が隙をみてトップに立つシーンもあったが、リズムに乗り切れず後退。鈴木は前を引き、カモが2番手、渡辺3番手のオーダーを形成して膠着したまま後半まで続く。残り1時間を切っている中、カモは2度目の給油がやってきて、迫ってきていた渡辺はここでカモの前に。鈴木を追撃態勢に入る。わずかながら差を縮めて鈴木にプレッシャーをかける渡辺。コースは、ほぼ全編にわたってミスする箇所が少ないが、ギャラリーの集まる丸太セクションだけはトップライダーでさえもミスを誘発する難所になっていた。

鈴木は渡辺が10秒以内の距離に近づいてきていたラスト3周目に、この丸太で失敗。渡辺はこの隙に前に出て、一気にスパートをかけて逆転優勝。開幕にふさわしい、大興奮の展開となった。

渡辺は「あきらめずにプッシュしたことが、勝因。カモのペースは速くて、後ろについてラインをよく見させてもらった。勉強になりました」とコメント。鈴木は「情けなかったですね」と短めに語った。カモは「日本のコースはちょっと難しい。3人でバトルしたことはとてもおもしろかった、またぜひ日本のレースに出たい」と話してくれた。

なお、今年からトップカテゴリーのAAクラスが排気量別にAA1/AA2と別れており、AA2は石戸谷蓮が栄えある初代優勝者となった。

次戦は、広島県テージャスランチにて4月13日の開催。09年から続く伝統のあるコースで、テクニカルなセクションが続く。

《稲垣 正倫》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  2. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
  3. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  4. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
  5. カワサキ『メグロK3』2027年モデル、10月17日発売へ 価格は141万9000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
ランキングをもっと見る