【ボルボ S60 T6 AWD Rデザイン 試乗】高回転域で発揮される気持ち良いパワー感…松下宏

試乗記 輸入車
ボルボS60
ボルボS60 全 15 枚 拡大写真

ボルボ「60」シリーズのフラッグシップモデルとなるのが「T6 AWD Rデザイン」だ。このモデルだけが直列6気筒エンジンを搭載し、駆動方式もAWDを採用している。

【画像全15枚】

横置きに搭載される6気筒エンジンは、インタークーラー付きターボの装着で304kW/440Nmをのパワー&トルクを発生する。今回の試乗車にはポールスター・パフォーマンス・パッケージがインストールされていて、動力性能が329kW/480Nmに向上した仕様となっていた。

ボルボ車は一般に、安全への配慮などから車両重量が重くなる傾向にあり、今回の試乗車はAWDであることも含めて1770kgとかなり重かったが、これだけの動力性能があれば走りに関して不満を感じることはない。箱根ターンパイクの上り坂も力強く駆け上がっていく。

ポールスターはベース車に対してより高回転域まで使うような設定になっているから、回したときのパワー感は上々で、6500回転からのレッドゾーンに近い領域まで使える。エンジン性能をいっぱいに引き出して走っている感覚が気持ち良い。

同時に、Rデザインには専用にチューンされた足回りが用意されているので、この動力性能をしっかり受け止め、更にAWDで効率的に路面に伝えている。より安心感のある走りだ。

注文を付けるとしたらブレーキ性能だ。急な下り坂でハードブレーキングを繰り返すと、ペダルストロークがやや深くなって、踏みごたえにも変化が出てきた。ブレーキは基本的に余裕があるほど良いので、さらに充実した仕様が欲しい。

S60 T6 AWD Rデザインの価格は600万円を超える。充実した装備や仕様を備えるとはいえ、完全にプレミアムモデルの価格帯である。走りの魅力は十分だが、だれにでも勧められる価格ではない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【アウディ A6アバント 新型試乗】今の時代に貴重な、エレガントかつフォーマルユースにも応えるワゴンだ
  2. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  3. アルファロメオ、観音開きドアのクーペ『クオーレロッソ』を世界初公開…パリモーターショー2026
  4. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  5. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る