米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは3月28日、ドイツ・リュッセルスハイムの本社工場に、2億4500万ユーロ(約345億円)を投資すると発表した。
同工場では2015年1月から、オペルのMPV、『ザフィーラ ツアラー』を生産することが決定済み。今回の投資は、さらなる2車種の生産を、同工場で行うために行う。
なお、オペルはこの2車種の詳細を、年内に明らかにする方針。リュッセルスハイム工場での生産開始は、2020年より少し前を見込む。
また、オペルの取締役会は、リュッセルスハイム工場において、オペル『インシグニア』の派生車種も生産することを決定。同車は米国市場に輸出され、GMのプレミアムブランド、ビュイック車として販売する計画。
オペルのカール・トーマス・ノイマンCEOは、「ビュイック車の生産をリュッセルスハイム工場で行うことは、オペルの生産能力をさらに引き上げることになるだろう」と語っている。