「R8は決勝レースで強いクルマ」…Audi Team Hitotsuyamaに加入の藤井誠暢が分析

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GT300クラスを戦う#21 Audi R8 LMS ultra。
GT300クラスを戦う#21 Audi R8 LMS ultra。 全 7 枚 拡大写真

SUPER GTシリーズGT300クラスを「Audi R8 LMS ultra」で戦っている「Audi Team Hitotsuyama」。今季からチームに加わったドライバー、藤井誠暢(とものぶ)は「R8はレースで強いクルマ」と愛機の強みを語っている。

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GT300クラスに参戦するようになって10年目の藤井(33歳)は、これまでにシリーズ5位以内が6度と、どんなマシンに乗っても安定して高レベルの成績を残してきた選手だ。その藤井が「ダウンフォースがあって、ブレーキング性能が高い。フロントの応答性が良く、旋回性能はGT3(多くのGT300クラス参戦車が属す国際的な車両規定)のマシンのなかで一番だと思います」とR8の素性の良さを分析する。藤井は以前、スーパー耐久シリーズでもR8に乗った経験をもつ。当時と仕様は異なるが、高いダウンフォースに裏打ちされた旋回性能の高さと鋭く安定したブレーキング能力はR8の変わらぬ持ち味で、もともとの良さが「さらに良くなっている」。

藤井はこうも言う。「もっとも“決勝レースに向いている”マシンだと思います」。BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)という、参戦各車の性能均衡を図るシリーズ側の措置の影響等により、直線スピードと予選パフォーマンスに関しては厳しい面があるのが実状。ただ、「予選は凌いで、決勝で(順位を上げる)」という戦い方がR8ならできる、との手応えを藤井は得ているのだ。これは、ル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)でも活躍し続けているメーカーならではの、マシンカテゴリーを超越したアウディの特性、とも言えるようだ。

藤井の相棒で、一昨年途中からチームに参画しているリチャード・ライアン(34歳/英国)は、藤井を「He is OK! 良い経験を重ねてきたプロフェッショナルだ」と評し、「お互いにさらなる進化と改善を続けて、シーズンエンドにはもっといい関係を築けていると思う」と話す。2004年に当時のフォーミュラ・ニッポンとGT500で2冠制覇を成し遂げたライアン、あれからちょうど10年の節目を迎えたが、それについては「(レーサーは皆)常にタイトルを目指して戦っているものだからね」と、特に意識はしていない模様。だが、「今年は様々な状況が良くなり、チャンスがあるシーズンだと考えている。10年前のような年にしたい」とも語っており、成功への手応えを感じているようだ。「リチャードはセットアップの好みが自分と近い」と語る藤井も、GT300初王座を狙いたいところ。

クラス全体のレベルアップ傾向が顕著なGT300。ハイレベルな戦国時代のなかで、今季はAudi Team Hitotsuyamaがさらに存在感を増してきそうな雰囲気である。

《遠藤俊幸》

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