【北京モーターショー14】ダイムラーと中国BYDの新ブランド、デンツァ…市販EV初公開

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ダイムラーとBYDの新型EV、デンツァ
ダイムラーとBYDの新型EV、デンツァ 全 6 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手のダイムラーと、中国BYD(比亜迪)が立ち上げた新ブランド、「デンツァ」(DENZA)は4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、同ブランド初の市販EV、『デンツァ』を初公開した。

ダイムラーとBYDは2010年3月、技術提携を発表。2010年5月には、中国でEVを共同開発することを目的に、合弁会社の「深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー社」を設立した。デンツァは、両社の合弁会社が中国で現地開発し、中国市場だけで販売するEVに特化したブランドの名称。

デンツァブランドは2012年4月、北京モーターショー12に、EVコンセプトカーを出品。それから1年後、今回の北京モーターショー14では、市販版のデンツァがワールドプレミアを飾った。ダイムラーの持つ豊富な自動車開発のノウハウと、電池大手のBYDのバッテリー技術を融合したEVとなる。

デンツァは5ドアハッチバックの小型EV。5名乗りで、トランク容量は460リットルの実用的空間を備える。モーターは最大出力117ps、最大トルク29.6kgmを発生。二次電池は、蓄電容量が47.5kWhという大容量のリチウムイオンバッテリー。1回の充電で最大300km走行できる。最高速は150km/h。

デンツァは2014年9月、中国市場で発売予定。現地ベース価格は、36万9000元(約610万円)と公表されている。

《森脇稔》

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