【スズキ Vストローム1000 ABS 発表】低速トルクモリモリ、峠でめっぽう強い万能アドベンチャー

モーターサイクル 新型車
スズキ Vストローム1000 ABS 発表会
スズキ Vストローム1000 ABS 発表会 全 6 枚 拡大写真

スズキは、新型『Vストローム1000 ABS』を6月4日より国内市場に導入することを発表した。同車は2013年10月に海外市場に投入され、現在までに1万580台を販売したヒットモデルだ。税込み価格は140万4000円。

今回の導入にあたり、スズキ二輪の濱本英信社長は「Vストローム1000 ABSを国内に導入することで、弊社大型二輪モデルの拡充するとともに、『Vストローム650 ABS』と合わせてVストロームブランドの構築を図りたい」と述べた。

大型アドベンチャーカテゴリは、2012年以降急速にシェアが拡大しており、現在は国内だけでも13%を占めている。

エンジン開発担当者は「スリムな車体レイアウトを実現するために従来型に引き続き90度Vツインエンジンを採用しました。今回はボアアップに加え、トルクの谷間を埋めるために低速トルクを大幅に強化しました。4000rpmという低回転域で最大トルクを発生させ、高回転までスムーズに加速していくエンジンです」とエンジンの特徴を語る。

濱本社長によれば、Vストローム1000は「街中から高速道路、山岳道路まで、長距離ツーリングでの様々なシーンを快適に楽しむことができるスポーツアドベンチャーツアラー」とのこと。

1000ccクラスのアドベンチャーカテゴリは、メジャーな排気量である1200ccクラスと650ccクラスの中間を埋める存在とスズキは捉える。開発キーワードとして「アルペンマイスター」を掲げる同車は、峠道での軽快な操縦性とロングツーリング性能の両立を目指しており、海外市場では好評をもって迎えられている。日本市場での年間販売目標台数は500台と控えめだが、ここ数年で大いに盛り上がっているアドベンチャーカテゴリでどのような存在感を示すか、注目だ。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る