4月のロシア新車販売、8%減…日産は アルメーラ 効果で43%増

自動車 ビジネス 海外マーケット
新型日産 アルメーラ
新型日産 アルメーラ 全 7 枚 拡大写真

欧州ビジネス評議会(AEB)は5月13日、4月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、22万6526台。前年同月比は8%減と、4か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。4月は3万7030台を売り上げたものの、前年同月比は16%減と、14か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比16%減の1万3077台。

2位は引き続き、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。しかし、4月は1万7744台にとどまり、前年同月比は3%減と、2か月ぶりに減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比7%増の9045台と、2か月連続で増加。

3位は、ルノーが3月の4位から上昇。ただし4月は、前年同月比9%減の1万7395台と、2か月連続のマイナス。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比0.1%増の7606台と引き続き好調。

4位はヒュンダイモーターで、3月の5位から上昇。その販売台数は1万5933台で、前年同月比は0.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比7%減の9774台と、3か月ぶりに減少する。

5位のトヨタは、3月の6位から上昇。4月は1万5103台を販売。前年同月比は1%減で、8か月ぶりに前年実績を割り込む。『RAV4』が12%減の4391台と、2か月連続のマイナス。新型を投入した『カローラ』は、1%増の2450台と、4か月連続のプラスとなった。

6位は、3月の8位から上昇したGMのシボレー。ただし、その販売台数は1万3279台で、前年同月比は17%減と4か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』は13%減の4983台と、4か月連続で減少。小型セダンの『クルーズ』も、30%減の3014台と、4か月連続のマイナスとなった。

7位には、日産が3月の3位から後退。それでも4月は1万1835台を販売し、前年同月比は43%増と大きく伸び、6か月連続の前年実績超え。新型『アルメーラ』が前年実績の12倍の5798台と牽引役を果たす。

8位のフォルクスワーゲンは、3月の7位から後退。4月は1万1497台にとどまり、前年同月比は19%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。主力の『ポロ』が5964台を売り上げたものの、前年同月比は10%減と、3か月ぶりに前年実績を下回っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る