タイ軍が実質的なクーデター、今後のシナリオは?

自動車 ニューモデル 新型車
バンコクのタクシン元首相派団体事務所前(20日)
バンコクのタクシン元首相派団体事務所前(20日) 全 2 枚 拡大写真

【タイ】タイの政治混乱は陸軍による戒厳令布告で新たな局面を迎えた。

 プラユット陸軍司令官は「クーデターではない」と主張しているが、政府の権限を奪い、テレビ局、ラジオ局に兵士を送り込み放送内容を管理する手法は実質的なクーデターといえる。陸軍司令官は今日中に、各省の次官、局長、県知事らとも会談する予定だ。

 今後の焦点は軍がタクシン元首相派、反タクシン派のどちらにつくかだ。

 タクシン派政府側に立つ場合は、反政府デモを抑え込んで議会下院選を実施させる。

 反タクシン派につく場合、タクシン派の選挙管理内閣を総辞職させ、反タクシン派が多数を占める上院で新たな内閣を発足させる見通し。

 プラユット司令官は2010年のタクシン派デモの鎮圧を指揮し、反タクシン派政権で陸軍司令官に就任した。就任時には強硬な反タクシン派と目されたが、昨年後半から続く今回の政争では中立を標榜、事態の合法的な収拾を主張し、クーデターを行わないと繰り返していた。

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る