【日産 スカイライン 200GT-t 発表】4気筒エンジンモデルに「GT」と名付けた理由

自動車 ニューモデル 新型車
日産・スカイライン 200GT-t
日産・スカイライン 200GT-t 全 8 枚 拡大写真

日産自動車は『スカイライン』に2リットル4気筒ターボモデルを追加し、6月5日より発売を開始した。価格は383万4000円から。

過去の系譜をさかのぼると、スカイラインに「GT」というグレード名が付けられたほとんどのモデルが6気筒であった。いうなれば、「GT」イコール6気筒というイメージだ。その始まりは2代目スカイラインに当時の『グロリア』用6気筒を搭載した2000GT(S54)からで、それ以降、歴代スカイラインのGTグレードは6気筒エンジンであった。

もう少し付け加えるならば、6代目スカイライン(R30)に追加された4気筒のFJ20DOHCエンジンを搭載したモデルはあえて「RS」とし、GTを名乗らなかったほどのこだわりだった。

しかし、新型スカイライン(V37)に追加された200GT-tは4気筒ターボモデルだ。日産商品企画本部日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャーの遠藤智実さんは、「新型スカイラインは、スポーティセダンにプラスして、プレミアムな方向を狙っている。つまり、“スポーツバリバリ”というよりも、グランツーリスモのように、快適性も狙っているのだ。そのことを表現するのにはGTという名が相応しいと考えた」と話す。

また、「このエンジンは確かに4気筒だが、性能はこれまでの6気筒エンジンと伍するところまで到達しているので、今回は気筒数へのこだわりよりも、プレミアムスポーツセダンというクルマの目指すキャラクターから、GTと名付けたのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る