宇宙旅行実現へ…エアバス、スペースプレーンの飛行試験に成功

宇宙 企業動向
スペースプレーン実験機の飛行試験
スペースプレーン実験機の飛行試験 全 1 枚 拡大写真

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは、5月1日から5月4日にかけて、同社が開発中の宇宙往還機、「スペースプレーン」の実験機の飛行実験に成功した。

同社が開発中のスペースプレーンは、乗客を乗せ、高度100kmまで上昇したのち地上に帰還する宇宙旅行サービスを行うこと目指している。このスペースプレーンの外見は、普通のビジネスジェット機の後ろに、ロケットエンジンを装備したような姿をしている。

今回の実験機は実機の4分の1のサイズで、実験はシンガポール沖約100kmの南シナ海上で行われた。実験機はAS350型機に吊るされて高度3000メートルまで上昇、そこで切り離され、地上からの操縦によって飛行した。その後無事に地上に着陸・回収され、実験は成功した。

しかし、同社の発表には宇宙飛行を行う時期など、今後の具体的な計画は、現時点では明らかにされていない。

エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社は、エアバス・ディフェンス社とCassidian社, Astrium社を統合したエアバス・グループのヨーロッパを代表する宇宙・防衛分野の会社。

《山内 博》

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