【ルマン24時間 2014】決勝直前、トヨタこの勢いで初優勝なるか…ポルシェ、アウディも巻き返し

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ルマン24時間耐久レース2014
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いよいよ日本時間の14日22時に決勝レースが始まるルマン24時間耐久レース。最高峰のLMP1クラスは、当初の予想通りアウディ、トヨタ、ポルシェによる激戦が展開されそうだ。

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前日に行われた予選ではアレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴組の7号車トヨタが3分21秒789でポールポジションを獲得。同チームの8号車も3番手につけるなど、予選からライバルに差をつける速さをみせた。特にタイムアタックを担当した中嶋は、長い歴史を持つルマン史上初めて日本人ドライバーが予選最速という称号を勝ち取る快挙を成し遂げた。このまま決勝レースでも優勝すれば、トヨタにとってはルマン初制覇、中嶋にとっては1995年の関谷正徳、2004年の荒聖治以来、日本人史上3人目のルマン優勝者となる。

今回は、それを叶える絶好のポジションからスタートとなるだけに、ファンの期待も高まるかと思うが、“見えない魔物が棲む”と言われているルマンのサルトサーキットでは、長丁場のレースで何が起こるかわからない。しかし昨年、一昨年も不運なアクシデントで悔し涙をのんできた陣営だけに、その対策は万全のはず。無事に24時間をトップで走りきり悲願の栄光を掴みとることができるか、トヨタ勢にとっては勝負の24時間が始まろうとしている。

このトヨタと激しいトップ争いを繰り広げそうなのが、予選で2、4番手につけたポルシェ勢。ハイブリッドシステム導入が義務付けられている最高峰クラスへの参戦は初めてということもあり、世界耐久選手権(WEC)第1、2戦ではライバルに先行されるレース展開が続いた。しかし、(プライベートチームを含め)過去16回の総合優勝実績を誇るルマンでは予選から強さを発揮。ポールポジションは逃したものの、それに迫るタイムを記録。決勝レースでは展開次第で序盤からトップに立つことも予想される。ルマンでの戦い方を十分知り尽くしている陣営だけに、決勝では手強い存在になりそうだ。

そして、2010年から4連勝中のアウディ勢。11日のフリー走行で1号車が大クラッシュをしたことが影響したのか、予選ではトヨタ、ポルシェの先行を許し5、6、7番手という結果に終わってしまった。しかし彼らにも逆転の可能性が十分残されている。その鍵となるのが「アクシデントが起きた時の対応力」だ。24時間のレースでは、どんなに気をつけていても予期せぬトラブルやアクシデントに見舞われる。そこにアウディは数年前から着目し、何か起きても短時間で修復してマシンをコースへ戻すという部分に万全の体制を築き上げてきた。こういった総合的な要素も求められるルマンの決勝レースで、どのような追い上げを見せてくれるのか注目だ。

昨年は目まぐるしく変わる天気の影響で大荒れのレースになったが、今年は今のところ晴れた状態で安定していくとの予報が出ている。激しい三つ巴を制し、今年の総合優勝を勝ち取るのは、どのチームなのか? いよいよ始まる決勝レースから目が離せない。

《吉田知弘》

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