GMの追加リコール、不具合の点火スイッチは中国製と公表

自動車 テクノロジー 安全
シボレーインパラ(2006年モデル)
シボレーインパラ(2006年モデル) 全 1 枚 拡大写真

大規模なリコール(回収・無償修理)問題に揺れる米国の自動車大手、GM。同社の最近の追加リコールの原因となった部品が、中国製であることが分かった。

これは6月25日、GMが米国の安全規制局に提出した書類の中で明らかにしたもの。同社は、「6月16日に発表した追加リコールは、中国製部品の不具合が原因」と公表している。

GMが6月16日に発表した追加リコールは、一連のイグニッション(点火)スイッチの不具合によるもの。この不具合では、段差などを走行中、エンジンキーが勝手に、オフまたはアクセサリーの位置へ戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。

追加リコールの対象車種は、シボレー『インパラ』『モンテカルロ』、キャデラック『ドゥビル』『DTS』、ビュイック『ラクロス』『ルセーン』『リーガル』。車種により異なるが、2000年から2011年モデルがリコールに該当。米国で316万0725台、カナダやメキシコを含めると336万0555台が追加リコールされる。

GMは6月25日、約336万台の追加リコールの原因となったイグニッション(点火)スイッチが、「中国の大連阿爾卑斯電子が製造した部品だった」と公表。当初のリコールとは、部品の製造元が異なることを明らかにしている。

《森脇稔》

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