欧州宇宙機関(ESA)の欧州補給機(ATV)5号機「ジョルジュ・ルメートル」が、フランス領ギアナのクールー宇宙基地から「アリアン5 ES ATVロケット」で、日本時間7月30日午前8時44分に打上げられる。
ジョルジュ・ルメートルは8月12日、国際宇宙ステーション(ISS)のロシアサービスモジュールである「ズヴェズダ」後方に、無人でドッキングさせ、ISSに補給物資を運搬する。
ATV5フライトは、今回が最後のATVの飛行ミッションとなる。
ATV5フライトでは飲料水や推進薬、酸素・空気・窒素、食糧、長期滞在クルーへの支給品・衣服、実験ペイロード、交換修理品・予備品などをISSに輸送する。
ATV5には、再突入時、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のi-Ballを含む3つの再突入データ収集装置が搭載される。
将来、ISSを大気圏へ再突入させる飛行経路を計画するため、ミッションを終えたATV5は、過去のATVフライト時とは異なる飛行経路で大気圏へ再突入する予定。