ワンウェイ方式のカーシェア smaco…「どこでも行える取り組みの第一弾」

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smaco 共同会見
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メルセデス・ベンツ日本(MBJ)、オリックス自動車、アマノは7月24日、横浜市で9月から電気自動車(EV)を使ったワンウェイ(乗り捨て)方式のカーシェアリングサービスを開始すると発表した。規制緩和を受け、同方式では国内初のサービス開始となる。

新サービスは『スマート ワンウェイ カーシェアリング(愛称smaco)』と名付けられ、MBJが『スマートEV』20台を提供し、横浜市内にあるアマノグループが管理する8か所のコインパーキングを使って、オリックス自動車がカーシェアリングサービスを運営するというスキーム。利用料金は15分200円からで、2015年3月31日までの期間限定で実施される。

MBJ技術コンプライアンス部コンセプト製品課の村上茂泰マネージャーは都内で会見し「都市交通におけるモビリティの解として今、生産しているスマートEVを20台使って、smacoのサービスを提供したい。これによりMBJとしてはスマートEVの認知をより深めていきたいと考え、この取り組みに参加した」と述べた。

親会社のダイムラーが『car2go』と名付けた同様のサービスを欧州で展開していることについて村上氏は「規制緩和で9月1日からワンウェイのカーシェアリングができるようになる。それに対して我々は強力なパートナーと一緒にビジネスとしてやっていく。MBJとしてはcar2goの導入に対してはっきりとしたことは申し上げられない」とした上で、「ダイムラーがcar2goの導入が日本でも成り立つと考えるならば、それはダイムラーが導入を行うことになるが、今回の取り組みとは別のものになる」と説明した。

また日産自動車が横浜市と共同で『チョイモビ』と名付けた同様のサービス行っていることに関しては「超小型モビリティの実証実験と、ワンウェイカーシェアリングの実証実験を兼ねた地域限定の特別な取り組みと聞いている。対してsmacoは規制緩和に伴う、どこでも行える取り組みの第一弾としてそれを実施するものであるので、実証実験ではないというのが大きな違い」と強調した。

《小松哲也》

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