【新聞ウォッチ】社員の懐具合改善、けん引役の自動車もリーマン前には戻らず

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年8月4日付

●安倍内閣支持上昇51%、本社世論調査(読売・1面)

●エンジン音「翻訳」します、ヤマハ発無料アプリ(読売・7面)

●まわる交差点、私の街にも、記者が体験(朝日・35面)

●日中首脳、11月会談へ調整、条件詰め習主席が意欲(日経・1面)

●電気自動車を共同生産、日産・三菱自、16年度メド低価格で(日経・1面)

●風速計、自動車保険、値上げに終止符?(日経・5面)

●エアバス「A380」需要低迷に焦り、スカイマーク向け解約、超大型機時代遅れ(日経・11面)

●経営の視点、内燃機関磨くマツダ、独自の道、革新生む力に(日経・11面)

●中国で地震、死者・不明350人、雲南省M6.5(日経・34面)

ひとくちコメント

自動車メーカーなどに勤める会社員の懐がちょっぴり温かくなっているそうだ。日経が主な上場企業191社の2013年度の平均年収を計算したところ、日産自動車やマツダが1割増と、業績が好調な自動車の改善が目立ったという。

8月2日付の日経夕刊1面で報じていたが、それによると、給与総額は前年より987億円増え、うち自動車の増加額が830億円と8割超を占めている。

このうち、トヨタ自動車の平均年収は795万円と6%増、日産自動車が767万円、マツダが629万円とそれぞれ10%増加、ホンダも766万円で6%増と前年を上回ったという。

ただ、平均年収は会社によって年齢や賃金体系が違うため単純に比較することはできないが、日経のタイトルが「会社員の懐 少し温かく」と「少し」という活字を使っている点に注目したい。

ちなみに、リーマンショック前の2007年の平均年収は、トヨタが829万円、ホンダが823万円、マツダが714万円だった。日産は713万円で当時よりも50万円以上も改善されたが、トヨタやホンダなどはその水準に達していない。企業に賃上げを強請するアベノミックスもまだまだ道のりは遠いようだ。

《福田俊之》

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