ホンダ 中国販売、22.7%減の4万台… 3か月ぶりに減少 7月

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新型ホンダ・フィット(中国仕様)
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ホンダの中国法人は8月4日、7月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3万9543台。前年同月比は22.7%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。現在では、この影響はほぼ払拭。

ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。7月実績は、東風ホンダが前年同月比35.5%減の1万2335台。広汽ホンダは15%減の2万7208台。ともに2桁のマイナス。

広汽ホンダでは、『フィット』が新型投入により、前年実績の2.8倍の9472台と伸びた。一方、これまで好調だった中国向け新型セダン、『クライダー』は7月、7254台と後退。前年同月比は30%減と落ち込む。『アコード』も、前年同月比25.2%減の4972台と、2か月ぶりに減少。

東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が2814台と好調。しかし、中国でのSUV人気に乗って、販売を伸ばしていた『CR-V』は、減速傾向。CR-Vの7月実績は、前年同月比55.5%減の5996台と、3か月連続で前年実績を下回った。

ホンダの2014年1‐7月の中国新車販売は、前年同期比6.9%増の39万2959台。ホンダは2013年、中国で前年比26.4%増の75万6882台を販売。2014年は、前年比19%増の90万台の販売目標を掲げている。

《森脇稔》

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