栽培しにくい日本酒米をクラウドで支援…富士通が日本酒を変える

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「山田錦」栽培田の様子
「山田錦」栽培田の様子 全 3 枚 拡大写真

 旭酒造と富士通は4日、旭酒造が製造・販売する日本酒「獺祭(だっさい)」の原料となる酒造好適米「山田錦」の生産量増加と安定的な調達に向けた取り組みを発表した。

 「山田錦」をはじめとする酒造好適米の生産量は横ばいが続いており、全国で不足状況が続いている。加えて、「山田錦」は、倒伏しやすい、収量が安定しないなどの栽培面での難しさがあり、生産者が増えにくいとされている。

 両社は4月より、山口県内の「山田錦」を生産する農家に、富士通の食・農クラウド「Akisai」(アキサイ)を導入。農業生産管理SaaSおよびマルチセンシングネットワークを活用した、栽培作業実績情報の収集・蓄積、データの見える化を行っている。これにより生産量を増加させるのが狙いだ。

 今後、旭酒造は蓄積された栽培情報を基に、農業関係者の協力も得て、「山田錦」の安定栽培技術を確立させ、2015年度以降は、この取り組みに参加する生産者をさらに増やし、地域特性に対応した「山田錦」の栽培暦の質向上を目指す。

旭酒造、日本酒「獺祭」原料米の栽培に食・農クラウド活用

《冨岡晶@RBB TODAY》

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