JR東日本、各地で『ばんえつ物語』客車活躍…秋の臨時列車

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JR東日本は秋の臨時列車として各地でSL列車を運転。写真のC61形は上越線・信越線・両毛線で運転される
JR東日本は秋の臨時列車として各地でSL列車を運転。写真のC61形は上越線・信越線・両毛線で運転される 全 3 枚 拡大写真

JR東日本は、秋季(10月1日~11月30日)に新幹線888本、在来線特急・急行1200本の計2088本を増発する。『SLばんえつ物語』の客車を使用した列車やSL列車が各地を走るほか、E657系による京葉線経由の快速などが運転される。

新幹線各線では、長野新幹線で新型車両E7系による臨時『あさま』を期間中に231本運転。東北新幹線では一ノ関駅に停車する臨時『はやて』を運転し、秋田新幹線『こまち』も増発する。また、東北・上越・長野・秋田・山形の各新幹線で、首都圏へ向かう臨時列車を増発する。E3系を改造し、車内に足湯を設けた『とれいゆつばさ』も福島~新庄間で週末などを中心に運転する。

在来線では、秋の山梨キャンペーン2014「My Premium 山梨 空に、大地に。」に合わせ、通常は磐越西線のSL列車『SLばんえつ物語』に使用される客車を使った臨時快速『My Premium 山梨』を11月16日に中央本線で運転。編成の両端にEF64形電気機関車を連結し、甲府~小淵沢間を往復する。

『SLばんえつ物語』はC57形蒸気機関車の定期検査に伴い今秋は運転されないため、客車は秋の臨時列車として各地で活躍。中央本線のほかにも高崎~水上間の『SLみなかみ』(D51形蒸気機関車けん引)、上尾~水上間の『EL&SLみなかみ物語』(C61形蒸気機関車と電気機関車けん引)、秋田~大館間の『レトロおおだて号』、新潟~会津若松間の『磐西全線開通100周年』号、新潟~馬下間の『DLばんえつ物語体験号』に使用される。

SL列車は、上越線・信越線・両毛線でC61形蒸気機関車やD51形蒸気機関車がけん引するさまざまな列車を運転。10月5日には秋の「ググッとぐんま観光キャンペーン」のスタートに合わせ、高崎駅でC61形蒸気機関車がけん引する『SLググッとぐんまみなかみ』と、D51形蒸気機関車がけん引する『SLググッとぐんま碓氷』の同時発車を行う。

また、10月11・13日には甲府~水上間、10月25・26日には大船~水上間を電気機関車とD51形蒸気機関車のリレーによって結ぶ『EL&SLみなかみ』を運転。12系客車5両を使用し、高崎までは電気機関車けん引、高崎~水上間をD51形がけん引する。10月12日には同様に、甲府~横川間を電気機関車とD51形のけん引でつなぐ『EL&SL碓氷』も運転。同列車は、復路は『EL碓氷』として全行程を電気機関車がけん引する。

このほか、10月18・19日には秋田~東能代間でC61形と旧型客車6両による『SLあきた路号』を運転。只見線会津若松~会津川口間では11月8・9日に、C11形と旧型客車3両による『SL只見線紅葉号』が走る。今年春から運転を開始した、C58形がけん引する花巻~釜石間の『SL銀河』も引き続き運転する。

首都圏では、期間内の土曜・休日に『成田エクスプレス』を河口湖と横須賀に延長運転。。同列車に使用されるE259系を使った東京~伊豆急下田間の特急『マリンエクスプレス踊り子』も期間内の週末や三連休に運転される。常磐線方面からの臨時列車も11月に各種設定され、日立~高尾間で651系による急行『ぶらり高尾散策号』、いわき~鎌倉間に同じく651系の急行『ぶらり鎌倉』を運転。また、11月13日には京葉線に乗り入れて日立~東京間を結ぶ快速『舞浜・東京ベイエリア号』がE657系で運転される。

夜行列車は、10月10・11・31日、11月1・21・22日に189系6両による『ムーンライト信州81号』を新宿~白馬間で運転する。

このほか、今年全線開通80周年となる八高線と水郡線では、それぞれ記念列車を運転する。八高線は10月18日に、12系客車3両の両端にディーゼル機関車を連結した『八高線全通80周年記念号』を八王子~高崎間の片道で運転。水郡線では、11月30日にキハ48形改造のトロッコ風気動車「びゅうコースター風っこ」による『風っこ水郡80周年号』を水戸~常陸大子間で、キハ48系クルージングトレインによる『リゾート水郡80周年号』を郡山~常陸大子間で、それぞれ運転する。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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