豊田合成は、メキシコでの自動車生産の拡大に対応するため、自動車用内外装樹脂部品を生産する工場を新設すると発表した。
豊田合成はメキシコで、セーフティシステム製品を製造するTAPEX、自動車向けシーリング製品を製造するTGASMX、機能部品を製造するTGRMXを展開しており、新工場が4拠点目となる。これで自動車部品4事業の全ての現地生産体制が整う。
新会社「Toyoda Gosei Irapuato Mexico」(TGIMX)を、中央メキシコのグアナファト州イラプアト市に設立した。資本金は4680万ドル(約47億円)。
TGIMXは、ラジエータグリルやコンソールボックスなどの自動車用内外装部品を製造し、米州地域で車両を生産する自動車メーカーに供給する。2016年4月から操業する計画。
TGIMXの投資額は約6700万USドル(約67億円)で、今年10月から工場の建設を開始する。工場内には、樹脂射出成形機や塗装設備などを導入する。従業員数は2019年度時点で約280人とし、生産量の拡大とともに順次拡大していく予定。