【CEATEC 14】富士通から、クレカにも内蔵できる極薄リチウム電池…5年の長寿命

自動車 テクノロジー ネット
パスワード発生機(右上)を搭載したクレジットカードは台湾の銀行機関などで既に採用されている
パスワード発生機(右上)を搭載したクレジットカードは台湾の銀行機関などで既に採用されている 全 2 枚 拡大写真

 富士通は厚さ0.42mmという極薄形状のリチウム電池を開発し、高度なセキュリティ機能を追加したクレジットカードなどへの展開事例を紹介している。

【画像全2枚】

 昨今ではネット決済時などのログインに使用しているID/パスワードのほかにも、一定時間・用途のみ有効なワンタイムパスワードを併用することでスパイウェア対策などを効果的に行い、セキュリティを大幅に向上させるためのパスワード発生機(セキュリティートークン)などが注目を集めている。

 従来はカードの他にも小型なキーホルダーサイズのパスワード発生機を一緒に持ち歩く使い方が一般的だったが、最近はクレジットカード自体にパスワード発生機を組み込んだタイプのカードも実用化されてきた。このようなカードの発生機部分に電力を供給するためのバッテリーとして、富士通の開発した電池が活用されている。

 バッテリーは自己放電率が小さく、期待寿命が約5年間と長寿命であることも大きな特徴。マイナス10度前後の低温度特性も備える。薄型形状の特徴と合わせて「今後はクレジットカード以外にも、ビーコン端末やウェアラブル系ギアへの活用についても提案してきたい」と展示スタッフは語ってくれた。

【CEATEC 2014 Vol.40】驚きの極薄リチウム電池!ウェアラブル端末への展開も可能

《山本 敦@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る