ドイツの高級車メーカー、アウディは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、改良新型『A6オールロードクワトロ』を初公開した。
現行『A6』は4世代目モデルとして、2011年1月、デトロイトモーターショー11で発表。今回、現行型のデビューから3年半が経過して、初の大幅改良を実施。内外装からエンジンに至るまで、商品力を引き上げる改良を受けた。
A6オールロードクワトロは、『A6アバント』をベースに、クロスオーバー車的なテイストを付加したモデル。最低地上高も引き上げられ、多少のオフロード走行も可能にする。
パリモーターショー14で初公開された改良新型A6オールロードクワトロの内容は、A6シリーズに準じる。外観は、グリル、ヘッドライト、バンパー、サイドシル、テールランプ、マフラーなどのデザインを変更。ヘッドライトにはオプションで、ダイナミックウインカー機能付きマトリックスLEDが設定された。
インテリアは、素材や色を見直し、クオリティのさらなる向上を追求。前席には、オプションで換気機能とマッサージ機能を採用。ナビゲーションシステムを核とした「MMI」も、最新版にアップデート。
欧州向けのエンジンは、ガソリン1とディーゼル3の合計4ユニット。ガソリンは「3.0TFSI」。ディーゼルは「3.0TDI」で、出力特性は3種類用意。全車に、アダプティブエアサスペンションを標準装備した。
パリモーターショー14のプレスカンファレンスには、アウディの営業&マーケティング担当、ルカ・ディ・メオ取締役が登壇。「新しいA6シリーズは未来。そして、典型的なアウディでもある」とコメントしている。