“代ゼミショック”冷めやらぬ中、予備校・塾経営の厳しさが明らかに

エンターテインメント 話題
赤字企業数
赤字企業数 全 4 枚 拡大写真

 東京商工リサーチの調査によると、全国の予備校・学習塾経営企業321社のうち、赤字企業は58社に上る。前々期が46社、前期が49社と赤字企業が年々増え、業界の経営環境が厳しさを反映しているという。

 調査は、東京商工リサーチの企業データベースのうち、最新決算からさかのぼって3期連続の財務データが入手できた主な予備校・学習塾経営企業321社を抽出し、分析した。最新決算データは2014年5月期までとなっている。

 全国の予備校・学習塾経営企業321社の総売上高は、最新期で5,618億6,100万円(前期比2.0%増)に上る。前々期は5,317億2,200万円、前期は5,507億7,500万円(前期比3.5%増)と売上高は増加している。

 321社の総利益は171億8,400万円で、前年同期比17.7%減少。対前期増減益をみると、「減益企業」は135社と全体の42%を占めた。一方、「増益企業」は127社(構成比39.5%)で、「減益企業」が「増益企業」を上回った。「横ばい」は59社(同18.3%)だった。また、収益別にみると、「増収増益」が81社(前期87社)で6社減少、「増収減益」は57社(前期46社)で11社増加した。

 売上高別にみると、「100億円以上」は16社と全体の4.9%となった。上位16社の売上高合計は3,320億7,300万円で全体の59.1%を占めていることから、大手による寡占化が進んでいる実態が明らかになった。

予備校・学習塾経営企業、58社が赤字…東京商工リサーチ調べ

《工藤めぐみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 日産『マイクラ』新型は約450万円から、EVに生まれ変わる6代目、9月に英国受注開始
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】スライドドアになったムーヴは、軽のスタンダードになれるのか?…岩貞るみこ
  5. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る