博報堂アイ・スタジオは、東日本大震災被災校支援企画「チャリティー年賀状 学生デザインコンテスト 2015」の作品募集を開始した。
東日本大震災の被災地では、震災から4年目となる現在でも多くの学校が不自由な学習環境の中で教育を行っている。校庭に仮設住宅が建てられたままテニスコートほどの広さしかなく、思いっきり運動ができない学校が何校もあったり、夏は熱く冬は寒い仮設校舎や、廃校になった学校の校舎、企業などにスペースを借りて授業を行ったりしている学校が、被災した学校のうち約7割もあるという。
年賀状学生デザインコンテストは、全国の学生が作った年賀状デザインで、東日本大震災被災地の子ども達を支援する取組み。応募作品の中から優秀作品100点を「チャリティー年賀状」として商品化、Webで年賀状の作成から宛名書き、投函までできる「ネットで年賀状」にて販売する。
「チャリティー年賀状」は、1枚購入ごとに支援金として10円を、博報堂アイ・スタジオよりネットショッピングで被災校支援をしているウェブベルマーク協会へ寄附。被災地にある小中学校に必要な備品、設備、教材などの購入に充てていく。
テーマは「メッセージや写真で近況を伝えられ、みんなが元気になる年賀状」で、11月7日まで作品を募集する。募集作品は、学生のオリジナル作品、ゲッティ イメージズが提供する写真・イラスト素材を活用した作品。なお、コンテストの応募に先立ち、学校、学部およびゼミによる本コンテストへの参加申込が必要となる。