格安スマホ、ASUSの「ZenFone 5」ファーストインプレッション

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ASUS ZenFone 5
ASUS ZenFone 5 全 16 枚 拡大写真

 28日に東京・品川で行われたASUS JAPANのモバイル新製品発表会「UNLOCK THE FUTURE」で、世界でも高い評価を受けている「ZenFone」シリーズの最新機種「ZenFone 5」の日本モデルがついにお披露目となった。この「ZenFone 5」をいち早く入手したので使用感をお届けしたい。

 まずはお決まりの開封の義から始めたいと思う。筆者が手に入れたモデルカラーはレッド。パッケージカラーも気品が漂う。

 箱の横には「LTE対応」や「Bluetooth4.0対応」など搭載されているツールの記号が印字されている。

 早速開封を進めていくと、保護シールに包まれた「ZenFone 5」が登場。箱の中には、携帯電話本体、ユーザーマニュアル一式、micro USBケーブル、ACアダプタ、マイク付きイヤホンが同梱されている。こちらのマニュアル一式は、すべて日本語で表記されており、言語の壁で悩むことはなさそうだ。

 本体を手に持ってみると「ちょっとかっこいい…」という印象。格安スマホでありがちなプラスチックっぽさだけではなく、気品高い赤色が高級感を引き立たせている。またパネルもゴリラガラスを採用、電源ボタンや音量ボタンのハードキーも高級感があり、通常のスマートフォンに引けをとらないデザインとなっている。本体の重量も145gと非常に軽く、長時間携帯を手に持っていても疲れにくそうだ。

 画面サイズは5インチと表記がされているが、iPhone 5sやGALAXY S4と比べると本体の薄さはZenFone 5のほうが薄い(10.34mm)。横幅は50.6mmと少し大きめなため、端から端まで指が届くかどうか人によってギリギリである。

 ちなみに男性である筆者が持つと上記のような形になるのだが、編集部の女性に体験してもらったところ、やはり少し大きい感は否めない。女性が使う場合は、やはり両手持ちで使用するのがベストなようである。ちなみにiPhone 6と比べると、大きさの違いは一目瞭然だ。

 ただ、画面が大きい分タッチ操作は非常にしやすく、インターネットブラウザでのサイト閲覧も筆者が自身で使用しているGALAXY S4より快適に思えた。

 海外モデルの格安スマホで気になるネットワーク周り。LTEは、800(19), 900(8), 1800(3), 2100(1), 2600(7)Mhzに対応。ドコモの回線を使う格安SIMなら、800, 1800, 2100MHzの3バンドのLTEが下り最速150Mbpsで使える。実際、ブラウジング然り動画閲覧もストレスなく行うことができた。

 ちなみに、海外製品でよくありがちな「日本語に対応していない」点であるが、ここの部分はきっちりローカライズがされており、違和感なく使用することが可能だった。日本語入力にはATOK for ASUSが搭載されており、スムーズな入力が可能だ。

 画面上部から下にスライドをした際のクイック設定も作りこまれており、画面の明るさ設定はもちろんのこと「フラッシュ(ライト点灯)」「メモリ解放」「電卓」「クイックメモ」などの普段使いでよく利用するツールが収納されている部分は使い勝手が良い。もちろん、クイック設定は自分好みにカスタマイズできる。

 また、最近のスマホでは標準搭載されている端末も多い「グローブモード」もZenFone 5には搭載されている。こちらの機能は、グローブや手袋をつけたままでも画面のタッチ操作ができるという機能で、これから迎える寒い冬にはうってつけの機能であろう。

 カメラは、背面カメラがオートフォーカス対応の800万画素、フロントカメラが200万画素。フルHDでの動画撮影にも対応する。

 挙動については、SNSやメール、YouTubeなどの動画はもちろんのこと、ある程度端末スペックが要求されるゲームアプリ(今回は『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』等)を試してみたが、問題なくプレイすることができた。CPUはクアッドコアのSnapdragon 400(1.2GHz)、メモリが2GB、OSはAndroid 4.4.2とスペックは十分で、通常使用に全く問題はなさそうだ。

 価格は16GBモデルが26,800円、32GBモデルが29,800円となっている。格安SIMで運用すれば、ケータイ代をかなり抑えられるのではないだろうか。

 同時発表の「ASUS ZenWatch」と合わせて買いたいガジェットファンはもちろんのこと、これから格安スマホデビューしたい人にもぜひオススメしたい製品と言えるだろう。

【レビュー】ATOK搭載!ASUSの格安スマホ「ZenFone 5」ファーストインプレッション

《森元行@RBB TODAY》

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