ホンダ 中国販売、5.8%減の7万台… 4か月連続で減少 10月

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新型ホンダ・フィット(中国仕様)
新型ホンダ・フィット(中国仕様) 全 5 枚 拡大写真

ホンダの中国法人は11月4日、10月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万0802台。前年同月比は5.8%減と、4か月連続で前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。現在では、この影響はほぼ払拭。

ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。10月実績は、東風ホンダが前年同月比28.6%減の2万5785台と、引き続き大きく減少。一方、広汽ホンダは15.3%増の4万5017台が、2か月ぶりのプラス。

広汽ホンダでは、『フィット』が新型投入により、前年実績の4倍の1万0942台と伸びた。一方、大幅減が続いていた中国向け新型セダン、『クライダー』は10月、1万1336台を販売。前年同月比は9.5%減と、4か月連続のマイナス。『アコード』は、前年同月比25.8%増の1万2580台と、2か月ぶりに増加。

東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が6819台にとどまった。前年同月比は8.8%減と、2か月連続のマイナス。中国でのSUV人気に乗って、販売を伸ばしていた『CR-V』は、減速傾向。CR-Vの10月実績は、前年同月比27.5%減の1万4148台と、6か月連続で前年実績を下回った。

ホンダの2014年1‐10月の中国新車販売は、前年同期比0.1%増の57万3154台。ホンダは2013年、中国で前年比26.4%増の75万6882台を販売。2014年は、前年比19%増の90万台の販売を目指す。

《森脇稔》

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