【トヨタ MIRAI 発表】東レ、軽量で高強度の炭素繊維を供給…電池スタックやタンクなど

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタの燃料電池車 MIRAI(ミライ)
トヨタの燃料電池車 MIRAI(ミライ) 全 3 枚 拡大写真

東レは、トヨタ自動車が発売する燃料電池自動車『MIRAI(ミライ)』に炭素繊維材料が採用されたと発表した。

MIRAI に採用された東レの炭素繊維材料は、熱可塑性炭素繊維複合材料(熱可塑CFRP)と、燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパー、高圧水素タンク用高強度炭素繊維の3つ。

熱可塑CFRPが適用された部品は、自動車のフロア部分の「スタックフレーム」。プレス成形時間を短時間で終了できる大量生産に適した熱可塑CFRPをトヨタ自動車と共同開発した。熱可塑性CFRPが量産車の構造部品に採用されたのは世界で初めて。

燃料電池自動車の心臓部分である燃料電池スタックの電極基材には、東レが30年来開発をしてきたカーボンペーパーが採用された。カーボンペーパーは、ガス拡散性、耐久性などの要求特性を兼ね備えており、燃料電池スタックの性能向上、省スペース化にも貢献する。

高圧水素タンクには、高圧水素タンクに求められる安全性や強度・軽量性を両立させるために開発した専用の高強度炭素繊維が採用された。

東レでは今後も、自動車向けに高強度で軽量な炭素繊維複合材料の技術開発を加速して事業の拡大を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る