【トヨタ エスクァイア 発表】3列目シートも「座ってがっかりさせない」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ エスクァイア(ハイブリッド)
トヨタ エスクァイア(ハイブリッド) 全 10 枚 拡大写真

トヨタ自動車が発売した新型ミニバン『エスクァイア』は、“上質なインテリア”を特徴のひとつとしている。質の高い素材や配色などを工夫し、高級感を演出することで個性を高めているが、機能にもオリジナルの点がある。普段は目立たない“3列目シート”にそれを発見した。

エスクァイアの3列目シートは折りたたみ式である。人を座らせることに加え“たたむ”という機能を付加すれば、シート本来の機能は、単体のシートに比べれば劣る。しかし同車の3列目シートは、座っても“違和感のない”作りとなっていた。

製品企画本部の水澗英紀チーフエンジニアは、「実は『ノア』『ヴォクシー』よりも座り心地を高めている」と語る。「シートには合皮を使用している。しかし、そのままでは固くなってしまうため、中のウレタンを専用とし、柔らかい座り心地を実現した」(水澗CE)。

シート設計は、トヨタ車体が担当した。内装設計部、シート設計室の荒木俊夫グループ長は設計のコンセプトについて「たとえばお年寄りと出かけるなど、このクラスのミニバンでは3列目シートを使う頻度が高い。なのに“座ってがっかり”というのは避けたかった。シート本来の機能は失ってはならない」と語る。

その機能については、「合皮を使用するとシートが平らになりがちだが、背があたる部分は柔らかくし、サイド部分は逆に硬度を上げることで、しっかりとしたホールド性を実現した」(荒木氏)と述べた。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  4. ポルシェ『911』がオフロード車に! 独ルーフが『ロデオ』量産モデルを初公開
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る