マレーシア燃料補助撤廃「インフレへの影響はなし」=ゼティ中銀総裁

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マレーシア クアラルンプール
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レギュラーガソリン「RON95」とディーゼル油の補助金を12月1日付けで撤廃し、管理フロート方式で価格を管理すると発表したが、中央銀行バンク・ネガラのゼティ・アクタル総裁は、原油の国際価格は下落傾向にあることからインフレへの影響はないとの見解を示した。

ベルギーに拠点を置くSWIFTの、クアラルンプール(KL)バングサ・サウスにおけるサービス拠点の開会記念式典に臨席したゼティ総裁は、燃料補助金の撤廃は、原油価格の低下を受けて燃料価格が引き下がることとなり消費者は恩恵を受けることになるとし歓迎すると表明。インフレへの影響はないと考えるが、経済成長に補助金撤廃がもたらす影響などは引き続き注視する必要があると述べた。

また、燃料補助金の撤廃で節約できた財源を、政府が他の分野に割り当てることができるようになるとの見通しも明らかにした。管理フロート方式への移行を受けて金融政策を見直す必要があるかとの問いに対して、ゼティ総裁はインフレへのリスクを考慮するとコメントするにとどめた。

千田真理子

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