新日鉄住金は、神戸製鋼所との出資比率を見直すことで合意したと発表した。
新日鉄住金と神戸製鋼は、2001年以降、連携するとともに、当時の新日鉄、住友金属工業、神戸製鋼の3社で相互に出資してきた。
2012年10月に新日鉄と住金が経営統合し、新日鉄住金となり、神戸製鋼への出資比率が拡大したことや、事業競争力強化・海外事業拡大などの施策推進、資産圧縮による財務体質改善に取り組み中であることから、保有する神戸製鋼の株式の一部を引き下げる。
新日鉄住金は保有する神戸製鋼株式2億1469万株のうち、半分程度を売却し、出資比率を、経営統合前の水準に見直す。
神戸製鋼も保有する新日鉄住金株式の半分を売却する。
両社の提携関係については従来通りであり、今後とも連携施策を推進するとしている。