JR東日本、来年3月21日に石巻線全線再開…震災から4年ぶり

鉄道 企業動向
震災前の石巻線女川駅(2006年)。2015年3月21日に営業を再開することが決まったが、駅自体は内陸側に移設される。
震災前の石巻線女川駅(2006年)。2015年3月21日に営業を再開することが決まったが、駅自体は内陸側に移設される。 全 3 枚 拡大写真
JR東日本仙台支社は12月8日、東日本大震災の影響で運休が続いていた石巻線浦宿~女川間を、2015年3月21日に再開すると発表した。これにより同線は4年ぶりに全線の運転を再開する。

石巻線は小牛田(宮城県美里町)~石巻(石巻市)~女川(女川町)間の44.9km(震災前)を結ぶ、JR東日本の鉄道路線。2011年3月11日の東日本大震災で全線が不通となったが、同年5月19日までに小牛田~石巻間の運転が再開され、2012年3月17日に石巻~渡波間、2013年3月16日に渡波~浦宿間が順次運転を再開した。

残る浦宿~女川間2.5kmは、津波により線路や駅舎が流されるなど壊滅的な被害を受けたが、まちづくりと一体となった復旧を進めることが決定。2013年2月1日にJR東日本と女川町が覚書を締結し、その後工事に着手した。女川駅は内陸側に移設され、女川町が計画する駅周辺のまちびらきにあわせ3月21日に営業を再開する。列車の運行時刻などは後日案内される予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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