愛知県の交通事故死者数204人、12年連続最悪か

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愛知県警察交通部は1月1日、2014年中の交通事故死者数の発生状況を発表した。同年中の交通事故死者は199件204人(暫定値)。

2013年より15件15人減少した。また人身事故全体の件数も13年より5.8%の減少で4万6037件に。負傷者数も同6.1%の減少で5万7059件となった。毎年増加傾向にあった12月中の死者数も2人減少させることができた。

しかし、12月25日時点の交通事故死者数は、2番目に死者が多い神奈川県の184人を大きく引き離していて、12年連続の全国ワースト記録を更新すると見られる。

14年の同県の交通死亡事故は、名古屋市内より自動車産業の集積する西三河、東三河地区での増加が顕著だった。名古屋市内では41人だったのに対して、西三河では51人。東三河では32人。他の地域が前年比で減少しているのに、東三河では約30%も死亡事故が増えた。また人口比でみても高い。

死亡事故の当事者では、歩行者の事故が41.2%を占める一方、事故の第一原因となる法令違反では、二輪車・四輪車を含めた運転者の歩行者妨害等が17.1%と高く、同一時停止も4.5%と高い。さらに、シートベルト不着用の運転者の事故死者も13人と、四輪死者の43.2%を占めている。

愛知県の事故死者数は10年前の約半分まで減少した。しかし、全国の事故死者数も同じように減少を続け、不名誉な記録を抜け出すことができていない。運転者の大きな意識改革が必要だ。

《中島みなみ》

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