フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは2014年12月30日、『ジェッタ』に不具合があるとして、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に、リコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、ヘッドライトの不具合が原因。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、ジェッタのヘッドライト制御モジュールに不具合があり、ヘッドライトをハイビームにした際、ロービームが消灯。この時、ヘッドライトは暗く、これが米国の安全基準に抵触するという。
リコールの対象になるのは、2015年モデルの『ジェッタ』。2014年7月上旬から2014年11月中旬にかけて生産され、米国で販売された2万5007台が、リコールに該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店でヘッドライト制御モジュールを改修するリコール作業を行う予定。
なお、フォルクスワーゲンオブアメリカは、「この不具合による事故、負傷者の報告はない」と説明している。