2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15。ドイツの高級車メーカー、BMWのブースの主役は、米国市場を重視した『6シリーズ』の改良新型のワールドプレミアだ。
現行6シリーズは3世代目モデル。2011年1月、デトロイトモーターショー11で、まずは「カブリオレ」が登場。2011年3月には、「2ドアクーペ」が追加された。2012年春、ジュネーブモーターショー12では、4ドアクーペの『6シリーズ グランクーペ』が発表されている。
デトロイトモーターショー15で初公開された6シリーズは、デビュー4年を経て、初の大幅改良が施されたモデル。2ドアクーペ、カブリオレ、グランクーペの3タイプが、同時発表された。
改良新型モデルの外観は、キドニーグリルと前後バンパーのデザインを変更。ヘッドライトは新開発のフルLEDとなり、オプションでアダプティブLEDヘッドライトも選択できる。アルミホイールも、新デザイン。
室内は、一部の素材を見直し、さらなる高級感を追求。BMWヘッドアップディスプレイは最新世代に進化。ツートンのレザー内装をはじめ、オプションの充実が図られた。
デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスには、BMWグループのイアン・ロバートソン営業&マーケティング担当取締役が登壇。同取締役は、「この3年間に、全世界でおよそ8万台の6シリーズを販売。そのうちのほぼ半分は、グランクーペ」と述べ、グランクーペの人気ぶりを明かした。
さらに、同取締役は、「6シリーズの全販売台数の3分の1以上は、米国。米国の顧客が、6シリーズを支持してくれていることを、とても誇りに思う」と述べ、今後も米国市場を重視する意向を示している。