クライスラー、米ミニバン市場で首位…日本車を抑える 2014年

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クライスラー タウン&カントリー 
クライスラー タウン&カントリー  全 4 枚 拡大写真

米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は2015年1月15日、同社のミニバンが2014年の米国ミニバン市場を制した、と発表した。

FCA USは、クライスラーブランドの『タウン&カントリー』と、その兄弟車、ダッジブランドの『グランドキャラバン』を米国で販売中。2014年の米国販売実績は、タウン&カントリーが前年比13%増の13万8040台。グランドキャラバンが8%増の13万4152台。タウン&カントリーが、米国のベストセラーミニバンに君臨した

両車の販売台数を合計すると、27万2192台。FCA USによると、2014年に米国で販売されたミニバンの、ほぼ2台に1台を占めるという。

米国での競合ミニバンは、トヨタ『シエナ』、ホンダ『オデッセイ』、日産『クエスト』の日本の3車が中心。2014年の米国実績は、シエナが前年比2.8%増の12万4502台、オデッセイが4.8%減の12万2738台、クエストが23.6%減の9833台。

米国では、ファミリーカーがミニバンからSUVに移行したため、GMとフォードモーターの米ビッグ2は、すでに一般ユーザー向けのミニバン市場から撤退。そんな中、FCA USは、ミニバンのパイオニアとして、ミニバンのラインナップを継続している。

《森脇稔》

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