石垣島天文台でアウトバーストした「ホームズ彗星」の翌日観測に成功

宇宙 科学
ホームズ彗星 (17P/Holmes)
ホームズ彗星 (17P/Holmes) 全 1 枚 拡大写真

国立天文台・石垣島天文台は、むりかぶし望遠鏡を使って1月28日にアウトバースト(急激な増光)を起こした「ホームズ彗星」(17P/Holmes)の翌日の観測に成功した。

同彗星は過去にもバーストをしており、2007年10月24日~25日に約3等級の明るさとなり、肉眼でも観測された。今回は約7年ぶりのアウトバーストで、18.1等から14.3等まで、約4等明るくなっている。

1892年にホームズ彗星が発見された時は4等まで増光し、その後も複数回バーストを起こしている。今回は太陽接近時に注目していたが、アウトバーストは火星軌道の外側で起こった。

突然の増光は、彗星からの大量のガスやチリの放出によるものだが、「小惑星などの天体の衝突」や「時間をかけて温度が上がった彗星内部からのガスの放出」などの説もあり原因は解明されていない。

石垣島天文台では、観測を続けて原因の解明に迫りたいとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る