富士重工業は、防衛省の戦闘ヘリコプター初年度費請求訴訟での控訴審判決について、国が最高裁判所に上告受理の申立てを行ったことを確認したと発表した。
富士重は、国を相手方とし、防衛省向け戦闘ヘリコプター「AH-64D」に関する初度費の残額を請求して提訴していた。1月29日付控訴審の判決で東京高等裁判所は、富士重の主張をほぼ認め、国に対して約350億円を支払うよう命じた。
今回、国側は、この控訴審判決を不服として最高裁判所へ上告受理の申立てを行った。
富士重では、最高裁判所での上告審でも、主張が認められるよう、引き続き正当性を主張するとしている。