【ジャパンボートショー15】ヤンマー、4トントラックで搬送可能な津波救命艇を初公開

船舶 企業動向
ライフシーダー・リトル
ライフシーダー・リトル 全 6 枚 拡大写真

ヤンマーは4トントラックにも搭載可能な津波救命艇『ライフシーダー・リトル』を初公開している。FRP製救命艇を手がける信貴造船所が製造したもので、現在、国土交通省の津波救難艇ガイドライン承認申請中という。

信貴造船所ではすでに定員25名の津波・水害対応型救命艇『ライフシーダー』を製品化しているが、今回初公開したライフシーダー・リトルは定員14名のコンパクト版で、4トントラックで搬送ができるように小型軽量化を図ったのが特徴。

ライフシーダー・リトルは、ライフシーダー同様にFRP製の救命艇に簡易トイレや着座シート、1週間分の食料や飲料水などが入る床下収納庫を備えており、また各座席は乗員の身体を固定する3点式シートベルトも装備している。また緩衝材の装着で、漂流物や壁などへの衝突時に乗員の安全も守るとしている。

また船体に脚を設けているため、架台が無くても自立保管が可能で、津波が発生して海上に出た場合には船体の揺れを抑えるための板の効果も発揮するという。

粟賀信彰取締役によると、すでにライフシーダーは「2014年7月に高知新港に1艇、また15年3月1日には焼津市に1艇それぞれ納入した」という。今回、コンパクト版の商品化で、さらなる販路拡大を図りたいとしている。ちなみに販売そのものはヤンマー舶用システムが販売代理店となって行う。

《小松哲也》

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