【埼玉サイクルエキスポ15】数秒で厚さ15cmにたためる輪行箱、 選手も遠征時に愛用

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コーワが開発・製造した輪行箱
コーワが開発・製造した輪行箱 全 2 枚 拡大写真

健康志向の高まりとマンガ「弱虫ペダル」の影響でロードバイクに乗る人が増えている。そんな自転車愛好家を対象にしたレースも全国各地で開かれ、参加者は増加傾向だ。そこで、困るのが自転車の輸送手段。車があれば問題ないが、宅配便で送るとなると大変だ。

輪行袋に入れて送ってもいいが、数十万円もする自転車ともなると、壊されはしないかと心配になる。そんな心配は無用というのが、コーワ(埼玉県八潮市)が開発した輪行箱だ。同社は段ボールメーカーで、取引先の自転車愛好家から「自転車を送るために、いい箱をつくってくれないか」と頼まれて、段ボール製の輪行箱を2009年に製作した。

その後、さらに丈夫で長持ちするものをと昨年開発したのが、今回展示した商品だ。それは樹脂製で、しかもハニカム構造になっているため、「箱を投げても、中の自転車は壊れない」という。しかも、この箱の特筆すべきところは、ほんの数秒で厚さ15.5cmに折りたためること。そのため、使わないときはベッドの下などに収納しておくことができる。

「トライアスロンの選手に愛用してもらっていて、海外遠征の時などに使っていただいています。10~20回の輸送に耐えられるので、何度も送る人には段ボール製のものよりも、安上がりになると思います」と同社関係者は話す。価格は3万4800円だ。

《山田清志》

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