コースだけがツインリンクもてぎではない…子供と森の“元気”を目指した「ハローウッズ」

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダのデザイナーが担当した巣箱
ホンダのデザイナーが担当した巣箱 全 10 枚 拡大写真

国際格式のレースも実施できる国内屈指の大型サーキット「ツインリンクもてぎ」は、広大な森に囲まれていることが特徴。そして、ホンダは、その森を活用した森の自然体験ミュージアム「ハローウッズ」を運用している。

ハローウッズでは、オートキャンプ場だけでなく、ファミリーキャンプ、どんぐりの森のガイドウォークなどのプログラムを数多く用意している。その中には、30泊31日のキャンププログラムや100kmウォークなど、他では見られないプログラムがある。また、地上18mの木の上をロープで滑空するジップラインという常設設備も用意。さらに、最近は、自動車のデザイナーとコラボレーションした巣箱を設置するなど、常にユニークな活動を行っている。

「目的は、子供と森を元気にすることです」と、ハローウッズのプログラムを計画し、運営を行うプロデューサー崎野隆一郎氏は説明する。

「もともと北海道で然別湖ネイチャーセンターをやってて、そこで氷上バーや教会での挙式などをやっていました。ホンダさんからツインリンクもてぎに自然の施設を作りたいと声をかけていただき計画を立てたところ、運営も任せて頂けることになりました」と崎野氏。

「ホンダは、ザ・パワー・オブ・ドリームと謳うように“元気”なんですね。みんなが清く正しく美しくというところ、ホンダはヤンチャ坊主というかガキ大将のイメージ。だけど、環境対策もクリアしている。ちゃんとしているけれど元気な会社。だから、自然に対しても、ミュージアム的な環境学習ですよとやるのではなく、もっと楽しく元気にやりたいというのがハローウッズの狙いです」(崎野氏)

ハローウッズの用意するプログラムに遊びや驚きといった要素を強く感じるのは、そうした崎野氏の言う「元気」というキーワードが潜んでいるからだろう。

《鈴木ケンイチ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る