日立金属、自動車電装部品を小型化できるソフトウェライトコア材料を開発

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高周波フェライトコア材料 「ML95S」「ML90S」
高周波フェライトコア材料 「ML95S」「ML90S」 全 1 枚 拡大写真

日立金属は、自動車やスマートフォンに搭載する部品の小型化、省エネ化に貢献する高周波特性に優れたソフトフェライトコア材料「ML95S」「ML90S」を開発し、量産すると発表した。

今回開発したソフトフェライトコア材料は、高周波領域での低磁心損失化に優れたMn-Zn系フェライト材料。同社独自の粉末制御技術と熱処理技術により、Ni-Znフェライト材料よりも飽和磁束密度が高く、高周波数領域での低磁心損失化に優れたMn-Znフェライト材料を実現した。

また、実際の使用環境に近い高温環境下での低磁心損失化に優れていることから、消費電力と発熱量を抑えることが可能。

開発品を用いることでトランスやインダクターの高周波化・大電流化対応の両立が可能となり、ネットワーク機器の小型化、省エネ化に貢献する。将来的には、自動車電装部品や携帯端末へも適用できる見通し。

子会社の日立フェライト電子、日立金属(香港)の番禺工場で生産する。

《レスポンス編集部》

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