JFEスチール、世界最高圧100MPaの水素ガス透過試験装置を開発…水素社会実現に貢献

自動車 ビジネス 企業動向
100MPa高圧水素ガス透過試験装置模式
100MPa高圧水素ガス透過試験装置模式 全 3 枚 拡大写真

JFEスチールは、世界最高圧となる100MPaの高圧水素ガス透過試験装置を開発したと発表した。

【画像全3枚】

高圧水素ガス環境下、水素が鋼材内へ侵入・拡散する速度の計測、鋼材内を透過する水素量の検出が可能となる。

トヨタ自動車の燃料電池自動車を市販開始や、2020年東京オリンピック・パラリンピックでの選手村の「水素タウン構想」など、次世代クリーンエネルギーとして水素が注目されている。その中で、燃料電池自動車に使用される鋼材は、燃料タンクや水素ステーションなどで70MPaを超える高圧水素ガスにさらされるため、延性や疲労寿命の低下などの課題があった。

このため、安全性を確保し、水素に強い鋼材や表面処理技術を開発するため、実際の使用環境である70MPaを超える高圧水素ガスを使って、鋼材内の水素侵入状況や拡散速度を計測する技術の構築が求められていた。

同社が今回開発した100MPa高圧水素ガス透過試験装置は、水素が鋼材内へ侵入・拡散する速度の計測、これまで難しいとされてきた鋼材内を透過した極微量水素の検出が可能となる。さらに、100MPaの高圧水素ガスに耐えられる耐圧性や機密性、実験時の水素の漏洩リスクに対する安全性も追求している。

新開発の装置によって、国内で1MPa未満、世界でも10MPa以下の低圧水素ガス環境でしか試験できなかったものが、従来比100倍、100MPaの高圧水素ガス環境下での試験が可能となる。

同社では、装置を同等圧レベルの高圧水素ガス環境を作る高圧水素ガス暴露試験装置や、鋼材の延性や疲労き裂の状況を計測する高圧水素ガス中材料試験装置を使って、水素に強い鋼材や表面処理技術の開発を開始している。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
  2. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  3. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  4. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
  5. 三菱『デリカD:5』約2万台にリコール…メーターが表示されない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る