JR西日本と韓国鉄道、往復+フリータイプ商品発売へ…「日韓共同きっぷ」は6月終了

鉄道 企業動向
JR西日本とコレイルは鉄道・船舶による往復とフリー切符を組み合わせた新しい旅行商品を発売する。写真はコレイルが運行する韓国高速鉄道(KTX)。
JR西日本とコレイルは鉄道・船舶による往復とフリー切符を組み合わせた新しい旅行商品を発売する。写真はコレイルが運行する韓国高速鉄道(KTX)。 全 2 枚 拡大写真

JR西日本と韓国鉄道公社(コレイル)は4月3日、両国の鉄道路線と船舶をセットにした新しい旅行商品を発売することで合意したと発表した。往復切符とフリー切符を組み合わせたもので、両者は今月以降、準備でき次第発売するとしている。

JR西日本は、日本国内の出発地から韓国・釜山(プサン)までのJR線・船舶の往復と、韓国の列車を利用できる外国人向けフリー切符「コリアレールパス」をセットにして発売する。これに対してコレイルは、韓国内の出発地から釜山までの韓国高速鉄道(KTX)、釜山からの船舶、JR西日本エリアの訪日客向けフリー切符「JR-WEST RAIL PASS」をセットにして販売する。

一方、JR旅客会社と韓国鉄道公社が現在発売している「日韓共同きっぷ」「韓日共同乗車券」は、2015年6月30日をもって発売を終了する。

この切符は日韓両国の鉄道と船舶を組み合わせた、日本国内主要駅と韓国ソウル駅を結ぶ切符。ソウルオリンピックが開催された1988年から発売が始まった。日本側は当初、JR西日本とJR九州の2社のみ発売し、後に全てのJR旅客会社が販売するようになったが、2006年にはJR北海道とJR東日本が販売を終了。残る4社も今回、「お客さまのご利用状況を踏まえ」(JR九州)販売を終了することにした。

《草町義和》

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