インド新車販売、3%増の321万台…2年ぶりに増加 2014年度

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インド自動車工業会は4月10日、インド国内の2014年度の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、321万6072台。前年度比は3%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

3月実績をメーカー別で見ると、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが3月、インド国内で10万3719台を販売。前年同月比は1.4%増と、11か月連続で増加した。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で8万5733台を販売。前年同月比は0.3%減と、11か月ぶりに減少。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』を含めて、3月はセグメント合計で6218台を販売。前年同月比は4.3%減と、4か月ぶりに減少する。

また、トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が発表した3月のインド新車販売台数は、1万4623台(輸出を含む)。前年同月比は62.2%増と、5か月連続で前年実績を上回った。3月実績の1万4623台の内訳は、インド国内販売分が1万3333台で、前年同月比は62.5%増と、5か月連続で増加。2014年秋、主力車の『エティオス』と『エティオス・リーバ』に初の大幅改良を実施。その効果が持続する。

ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディアリミテッドが公表した3月のインド新車販売台数は、月販新記録の2万2696台。前年同月比は23%増と、2桁増を維持する。モデルチェンジを受けた新型『シティ』が、9777台で最量販車に。新型コンパクトカーの『アメイズ』が、8128台で続く。新型『モビリオ』も3049台と引き続き、良好な立ち上がり。

インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。7月末で期限切れを迎えた物品税の減税を、2014年末まで延長した。そのため、2014年12月は駆け込み需要が発生し、12%増。しかし、2015年1-3月は、伸び率がひと桁台へ鈍化している。

《森脇稔》

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