つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道はこのほど、TXの開業10周年を記念し、割引切符「筑波山きっぷ」のデザインをリニューアルすると発表した。5月1日発売分から券面のデザインを変更する。
「筑波山きっぷ」は、TX各駅から筑波山までの交通機関が利用できる割引切符。TX各駅から筑波山口停留所まではTXと路線バスが往復利用でき、筑波山麓を走る筑波山口~つつじヶ丘間の路線バスと、筑波観光鉄道が運営する筑波山ケーブルカー・筑波山ロープウェイは自由に乗り降りできる。有効期間は2日間で、秋葉原発着の発売額は大人4300円・子供2180円。2006年4月の発売開始から現在までに16万5000枚以上を発売している。
首都圏新都市鉄道によると、筑波山の四季にちなんだ写真を券面にデザイン。左上には筑波山の梅林に咲くウメの写真、左中には筑波山神社付近の紅葉、左下には冠雪の女体山頂の写真をそれぞれ配置し、右側には水田から望む筑波山の写真をデザインする。同社は「観光の思い出として持ち帰り、手元に残しておきたくなるような乗車券」にしたとしている。
TXは2005年8月24日、秋葉原(東京都千代田区)~つくば(茨城県つくば市)間58.3kmが開業。今年の8月24日に10周年を迎える。首都圏新都市鉄道は今後も開業10周年事業として、記念イベントの開催や制服のリニューアルなどを行う予定だ。