三菱重工、ベトナム高速道路向けにグローバルETCを初輸出

自動車 テクノロジー ITS
グローバルETC
グローバルETC 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は4月28日、ベトナムの高速道路向けに、ETC用アンテナおよび車載器5万台分を受注したと発表した。日本発の規格で世界標準化を目指す「グローバルETC」の初輸出となる。

グローバルETCは、日本では標準ETC規格であるアクティブ方式のDSRC(狭域無線通信)を採用。高速道路料金支払い機能に加えて、多彩な交通関連情報の提供も可能な拡張性の高いシステムで、海外ではマレーシアにて実証運用した実績がある。

グローバルETCが利用されるのは、首都ホーチミン市とメコンデルタのカントー市の間で建設が進む南北高速道路のうち、南部のホーチミン市~ゾーザイ市間約55kmで、日本政府が有償資金協力を行っている区間。同区間のITS(高度道路交通システム)パッケージは、東芝、日立製作所、伊藤忠商事の3社JV(企業共同体)が、ベトナム高速道路公社(VEC)から受注している。

ベトナムでは、急速な経済発展に伴い、将来的に約6000kmにわたる高速道路の建設が計画されており、自動車の増加に伴う渋滞の緩和も課題となっている。同社では今回の受注を弾みとして、ベトナムをはじめ、世界各国でのグローバルETC拡販を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る