スズキ鈴木会長「5年かけて役員の若返り図る」…自らの進退は明言せず

自動車 ビジネス 企業動向
スズキ 鈴木修 会長兼社長
スズキ 鈴木修 会長兼社長 全 3 枚 拡大写真

スズキの鈴木修会長兼社長は5月11日に都内で開いた決算会見で、今後5年かけて役員の平均年齢の若返りを図る方針を明らかにした。一方、自らの進退に関しては「私が一番先に辞めればいいが、そうもいかないと、自惚れをもっている」と述べるにとどめた。

スズキは同日、田村実代表取締役副社長および相澤直樹取締役専務役員が6月26日付けで退任する人事を発表した。鈴木会長は「自動車業界の中で(スズキが)取締役の平均年齢も、専務役員以下の執行役員の平均年齢も比較的高くなっているという指摘を頂いた」ことを明かした。

鈴木会長は「実は(役員の)定年制があったような、なかったような状況になっていた。というのも従業員が60歳定年から、会社と本人が健康であると理解したならば65歳まで雇用することになったので、役員の60歳定年というのは有名無実になった」と、役員高齢化の背景を説明。

このため「これは若返らなければいかんということで、私が一番先に辞めればいいが、そうもいかないと自惚れをもっているが、取締役の最年長者、それから執行役員の最年長者を1名ずつ辞めて頂いて、これから5年間で若返りを図ることにする」と述べた。

6月で退任する田村副社長は66歳、相澤専務は63歳。ちなみに鈴木会長は85歳だ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る