アシアナ航空、MERS対策を公表…全旅客機で特別機内防疫

航空 企業動向
アシアナ航空(参考画像)
アシアナ航空(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

アシアナ航空は、韓国で感染者が拡大しているMERS(中東呼吸器症候群)に関する対応策を公表した。

同社では、「MERS対策本部」を設置し、MERS拡散防止のため迅速に対応する。MERSの原因菌であるマーズコロナウィルスの殺菌に有効な消毒剤であるMD-125を使用し、全ての旅客機を対象に特別機内防疫を実施する。

また、機内に供給される空気について、航空機では、エンジンを通して外部の空気を圧縮・提供しており、巡航高度の3万0000~3万5000フィートにおける空気はマイナス50度と、乾燥した無菌状態で、この空気がエンジンを通り高温圧縮で2次滅菌処理されると説明。圧縮された空気は、オゾン浄化装置を通過した後、空気中のウィルスを除去するヘパフィルターを経て再度濾過し、濾過された空気は機内上部から流入し、下方の排出口より排出される。こうした過程を繰り返すため、機内の空気は清潔で安全としている。

一方、MERS感染が認められた顧客、感染の疑いがある顧客、自宅隔離を含めた隔離状態にある顧客とその家族で7月15日までの出発が確約された航空券の場合、払い戻し手数料が免除される。7月15日までに出発する航空券の場合、日付変更時の再発行手数料が免除されるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る