「野党連合はもはや存在せず」民主行動党、イスラム党と決別の意向

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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野党連合・人民同盟(PR)の構成党、民主行 動党(DAP)のリム・グアンエン書記長(ペナン州首相)は、「野党連合はもはや存在してい ない」と言明。共闘する汎マレーシア・イスラム党(PAS)との連携を事実上打ち切る考えを明らかにした。

PAS党内でDAP排除の動きが高まっていることを受けたもので、共通の政策枠組みのもとで野党連合は人民正義党(PKR)を含む3党で構成されているが、PASの方針は枠組みに反したものだと指摘。PASによって野党連合が「死んだ」と述べた。一方でPKRとの関係は今後も維持していくとした。これを受けてDAPクランタン州支部は、同州政府内の役職を辞任すると表明した。

PASがイスラム刑法を導入を進めている一方で、DAPはこれを強く批判しており、両者の間で溝が深まっていた。先のPAS党大会でも、決議には至らなかったものの党内の急進左派からDAPとの提携解消の動議が出されていた。これを受けてペナン州では、州政府内の職を辞任するPAS議員が相次いでいる。

PASのイスカンダル・アブドル・サマド党首補は、DAPとの提携解消は総会で決議されて おらず、ウラマ(長老)会議と党中央委員会に判断を委ねているが最終決定はまだ出ていないと述べ、失望感をあらわにした。一方、ニック・モハマド・アブドラ青年部長は、DAP と決別してもPKRとの関係は維持するとし、PRが2党になっても存在し続けると述べた。

DAP と PAS の対立が深まる中、PAS の穏健・改革派が結成したイスラム平和教徒協会(PASMA)は今月13日、DAPの連携維持に向けて新党を設立すると発表。DAP内にもPASMA 新党とであれば連携を維持してもよいとの意見があり、新たな連携ができる可能性もある。

《伊藤 祐介》

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