西島秀俊『MOZU』新作…過激なカークラッシュシーンに密着

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劇場版『MOZU』名古屋ロケ現場の様子
劇場版『MOZU』名古屋ロケ現場の様子 全 3 枚 拡大写真

昨年放送されて大反響を巻き起こした、西島秀俊の人気ドラマを映画化する『劇場版MOZU』。灼熱のフィリピンでの決死のアクション、シリーズ全体の謎でもある巨悪“ダルマ”をビートたけしが演じることでも話題の本作だが、今度はGWに名古屋のド真ん中で、過激なカークラッシュ&銃撃シーンを撮影していたことが明らかになった。

【画像全3枚】

本作はドラマの最終話から半年後、妻の死の真実を知り、生きる気力を失っていた西島の演じる倉木が、同時に起きた2つの過激テロの犯人を追いながら、ついに事件の裏で暗躍していた“ダルマ”の正体を暴き出すストーリー。香川照之、真木よう子らのレギュラー陣に加え、松坂桃李、伊勢谷友介も驚くべき役で出演。ドラマからずっと観てきた人たちの頭の中で悶々としていたすべての“謎”が明かされるシリーズの最後に相応しい内容になっている。

名古屋で大規模ロケが行われたのはGWの5月5日(実は前日の撮影が雨で順延になったのだが)。早朝から官庁街を完全封鎖して行われたのは、映画の導入部にあたる冒頭のアクション・シークエンスだ。段取りは前日、雨が降り出す前にすべて終わっている。天気もいい。スタッフがスピーディに準備を進め、気がつけば交差点の一角に倉木役の西島さんが立っている。

撮影されたのはシーン22。ぼんやり歩いている倉木の前を黒塗りの要人車輌が通り過ぎていく。だが次の瞬間、軽トラがその車に突っ込むと、前後を走るワンボックスカーからテロリストたちが出てきて、SPをアッという間に射殺。そこで倉木が思わず飛び出し、外国人女性を警護しなから次々に倒すくだりである。

ドラマに引き続きメガホンをとる羽住英一郎監督(『海猿』『暗殺教室』)が迅速にカット割りを決め、西島さんに動きをつけるといよいよカメラが回り出した。すると、西島さんの後方の角から前記の要人車輌が勢いよく飛び出し、走り抜けていく。が、その直後にガシャーン! 思わず耳を塞ぐほどのクラッシュ音が静寂の官庁街に鳴り響き、黒塗りの高級車の右前方部分が粉々に。そこから芝居場に移り、バン、バン、バンという銃声&白煙とともにSP役の人たちが次々に倒される。休日の官庁街とは言え、名古屋のド真中で、まさかこんなに大がかりで過激なシーンが撮影されているとは誰も思うまい。だが、本当の見せ場はここから。車後部に要人を警護しながら身を隠した倉木を車の屋根の上からテロリストが狙う。が、それを察知した倉木が瞬時に回り込んだ前方から車に上がると、テロリストを投げ飛ばす。そして最後に拳銃で留めを刺すという、なんとも痛快なシーンである。

だが、これを巨大クレーンなどを使い、カメラのアングルを変えながら何度も何度も繰り返するのだ。倉木役の西島さんは炎天下の中、10回以上本気で投げ飛ばしてしたから、肉体的にも限界に達していたに違いない。ところが、撮影を終えた彼は「大がかりな撮影でしたけど、車もスムーズにぶつかったし、すごく落ちついてできました」とひょうひょうとした顔をしている。聞けば、「フィリピンでは、コントロールできない混沌とした中でのアクションでしたからね。それはそれで面白かったけど」という。「でも、いま撮ったのはけっこう重要なシーンなんです。無気力だった倉木が、このバトルで元にグッと戻るわけですからね。ただ彼は腕力だけが強い男なので、格闘技をマスターしている強さではなく、多少乱暴に力づくで投げることを意識しました」。死と隣り合わせのアクションをやっているのに、その表情は穏やかで、楽しそうにも見える。

「確かに、文字通り命がけの撮影ですけど、命懸けで撮影に臨める現場もそうそうないですからね(笑)。爆破や火も本物だし、フィリピンでも落ちたらアウトという5階でアクションをしたから本気で怖かったけど、けっこう試されているところもあるから、やらないわけにはいかない。ここでやらなきゃ、いつやるの? という気持ちで現場と向かい合っています」。

公開時には、スクリーンで炸裂する西島秀俊の本気のアクションに手に汗握ること間違いなしだ!

『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国にて公開。

西島秀俊、命がけで撮影に臨む! 『劇場版MOZU』名古屋の過激ロケ現場に潜入

《text:Masato Isogai》

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